クレーコートから砂入り人工芝コート完成までの改修工事日記   
   
                                                          文・撮影:昭29年卒・井上眞治

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2010年8月1日
慶應義塾体育会ソフトテニス部下田コートのクレーコート2面がスティングレーコート(*以下通称のオムニコートと記します)に転換のため最終日を迎えました。
1958年日吉キャンパス内のコートからここに移転して以来52年間、幾多の部員、選手を生み、鍛えてくれたクレーコート。
木造"軟式庭球部合宿所"から鉄筋"下田学生寮"へと発展進化していく コート周囲環境の中、 52年にわたり変わらずに黙って学生達を温かく見守り続けてくれたクレーコート。
一心に白球を追い続ける多くの学生達の汗と涙がしみ込んだクレーコートも時代の変化による要求でいまオムニコートに生まれ変わろうとしています。
クレーコートに深く感謝しつつ その期待と慶びの裏側で、誠に感慨深いものがあります。

最後となったこの日、最後の練習を行った後男子部々員達が主将の号令の下 最後のコート整備を行い、そのコートにお礼とお別れの挨拶をしました。


2010年8月2日
今日から着工です。 2トン車位は何とかスイッチバックで コート脇まで入ります。
これから新しく通路になる部分は草も刈られ、通路らしい雰囲気になっています。
来週位からハッキリした変化が現れるでしょう。


2010年8月3日
殊のほか暑さの厳しい今夏、炎天下の中で北側通路の舗装のための基礎工事が進んでいます。
女子部もクレーコートに礼儀を尽くしてお別れを
コートの片隅には役目を終えたローラーが・・・・
某高校のソフトテニス部・顧問の先生
「ローラー引きから練習が始まるソフトテニスは学校の部活動には一番相応しい!」と言われた言葉も時代の波には抗えないものとなりました



 2010年8月5日

ホームページをご覧になった何人かの先輩より 「ローラーを記念品として残したら」とのご意見を頂き "昔の軟式テニスコートはClay(粘土質の赤土)で こんなローラーで手入れをしたんだよ"と 将来部員に語れる歴史の産物としてこれを残すことにしました。何処に置くかは検討したいと思いますが、南側入り口の倉庫の前辺りかなと考えています。


2010年8月7日

クレーコートのネットポストも新しくなります
いよいよ来週から上段人工芝の張替えが始まります。 審判台も作りつけの「単柱式審判台」に生まれ変わります。


2010年8月11日
上段の既存の人工芝ははがされ、丸められ、あの巨大なクレーンでトラックに詰まれ廃棄されます。ネットポストも交換の為、基礎工事中です。
下段2面のクレーコート部はオムニへの階段のハツリが終わった状態です。
スタンドでは、「土留め兼ベンチ」の基礎工事が進んでいます。
北側通路の「土留め兼ベンチ」はコンクリート打ちが終わり、養生中。ベンチは高さ40センチ幅25センチです。
工事の大敵は大雨です。台風が来ないように祈っていて下さい。


2010年8月14日
上のコートはきれいに剥がされ、新しい人工芝を張るばかり
下のコートから上のコートに上がる階段は削られ下のコートの隅が広がります
下のコートはネット下ギリギリまで嵩上げされた下地に人工芝が張られます
北側の通路部は意外に広くユッタリしています、ここもネット下まで嵩上げされアスファルト舗装。木枠に流し込まれたコンクリートは土留め兼ベンチ  その中ほどに競技会の本部にも出来るスペースが用意されます


2010年8月20日
上のコートの人工芝は張替が済み審判台が設置され完成検査が終わり、業者から塾に引き渡しとなりましたので 使用可能となりました。
新しいネットポールはスマートで瀟洒、 審判台は1本支柱の固定で座り心地も良いようです
北側のフェンスは延長されましたが、下のコートからの階段は残されて使えます。 南側もフェンスは1mの高さで延長されましたが、塾の検査で一部が高さを既存部分にそろえられます。側溝とネットの隙間にボールが挟まりやすいのも、何らかの方法で 改善が検討されます。使いやすい良いコートになりました。

下のコート・旧クレーコートはこれから本格作業開始、今は残土の山といった感じです。 クレーコート部分は約15cm嵩上げのため、側溝も嵩上げ材が積まれました。
そのふたの上の高さがコート面になるのでクレーの時より15cmほど高くなります。
今までよりベンチ席への上がり降りも楽になるでしょう。

従来からのベンチ後方に土留め兼ベンチのコンクリート流し込み枠が基礎の上にくまれています。

北側に新設された通路部はコンクリート枠が外されサマになってきました。最近のコンクリート枠は化粧板を使っていて表面がスベスベした感じに仕上がっています。 アスファルト舗装された暁は見栄えも居心地も良い観戦スペースになります。
土留め兼ベンチもほどよい高さと幅です。乞うご期待。



2010年8月25日

クレーコートの人工芝工事も急ピッチで進んでいます。ナマコンのローリーも姿を見せています。 南側スタンド部分に、ベンチが1本新設されました。
観覧席らしくなりました。座っているのは、お世話になっている、長谷川体育施設 山下工事長です。
坂の撤去部分も修復が進んでいます。
午後、高校生と女子部が、新しいコートで練習していました。男子も、練習を再開しました。
来週は、このコートで、同志社大学との定期戦 が行われます。 



2010年8月27日

砂入り人工芝の張り替えられた上段のコートは 部員達の練習で撒かれた砂も落ち付いてきましたので、白いライン、内側の濃い緑、外側の薄い緑がハッキリしてきました。

下段のコート脇既存のベンチ席は後ろ側に土留めが作られ、これがもう1列ベンチの出来た結果になります。
その上の通路から階段が作られて滑る危険もなくなりました。

上段のコ−トにつながる階段脇には土留めのための鉄筋が組まれ、コンクリートの擁壁の上に上段のコートにつながる金網が張られます。

コート北側の観戦席となる通路も下地が完成し、この上に5cmくらいのアスファルトが敷かれるのが待たれます。                                             


2010年8月31日
起工から丁度1ヶ月、 あの草むらだったコート北側の通路部が完成。砕石下地にアスファルトをしみこませた舗装は水はけも良く快適な観戦スペースになります。その通路に暫定的に置かれたのは、何れ各コートに2台づつ配置される長椅子。

本格的に工事の始まった下段のコート。表面のクレー部分が削られそれが終わると、砕石が下地として敷き込まれ、アスファルトを染み込ませてその上に人工芝が張られ、細かな特殊な砂が撒かれて仕上がります。

新しい人工芝の上のコートは今日も高校生が元気に「ファイト!」の掛け声と共に元気に練習をしていました。     

 



2010年9月3日
下のコートは本格的なモデルチェンジも進み、土の上に大量の砂利が撒かれ、平均にならして固める作業に入りました
上のコートへの階段脇は想像以上に頑強な工事でこれなら安心という感じです。
上のコートの人工芝は、雨が降らないために砂が落ち着きませんが、練習で部員の踏み固めた所を中心にオムニらしい雰囲気を醸し出してきました。
明日行われる対同志社定期戦に向けて午前中は男子、午後は女子が入念な練習をしていました。
      


2010年9月7日
下段のコートは砂利が厚く入れられ、平らにならす工程が勧められ、その後浸透生のアスファルトが散布され、週末くらいにはネットポストと審判台が設置され、人工芝の 敷き込みが始まるとおもいます。
いよいよ来週には真新しいグリーンのコートが仕上がります。 その後何かと手直しが行われ、25日のコート開きが待たれます
9/4に行われた同志社との定期戦で見られるように通路部の本部席予定箇所に簡易テントが設けられています


2010年9月13日


上のコート入り口階段脇のフェンスが高くなり、危険がなくなりました。 そのフェンスの下部にフレームが付けられ、ボールの挟まりもなくなります。

いよいよ下のコートの人工芝貼り込みが始まりました。浸透式アスファルトの上に何枚かの人工芝シートが敷かれ 継ぎ目だけは裏あてシートと糊で貼られますが、その外は全く接着剤を使いません。この人工芝に1u当たり
26sの珪砂が撒かれ、その重みでずれることなく安定したオムニコートになります。 この作業は今週中に完成します。完成が待ち遠しいです     


2010年9月17日

今日で一切の工事が完了し、日吉施設課の竣工検査に合格し 正式に引渡しを受けました。 これにて、体育会昇格60周年事業の「上段コートの人工芝張替え・下段の人工芝化・周辺整備」が完了しました。

上段左側の写真は部室からコートに向かい、階段を上がったところから真っ直ぐが新しくできた観戦スペースにもなる通路です。
コート入り口にはコート使用状の注意書きが張られています。 何時までもよい状態で使用できるよう遵守しましょう。
階段の上から見た下段・新オムニコートは、工事の過程でもご案内の通りクレーコート時代より15cm高くなり、上段のコートとの差も少なくなり上段コートへの通路もきれいになりました。
昨日の雨で幾分砂は芝の中に沈みましたが、まだ浮いているため人工芝の色は映えませんが1週間も使用するとハッキリしてきます。上段のコートは練習で踏まれ、人工芝の色がとてもきれいです、コートには ナンバーが付き、手前から1,2,3,4,となります。
下段の新コートにはコート整備のブラシが備えられています。
下段のコートのベンチへは階段が新設され、足下を気にせずに降りられようになりました。
来週・25日のコート開きを待つばかりですが、その間に練習で使用して砂をなじませ、きれいな色の新コートをお披露目出来る事でしょう。